プロセスワーク創始者、ミンデル夫妻の二日間セミナー
今週のお題「ゴールデンウィーク2015」... 対話ウィークでした。
クライマックスは、表題のセミナー。
ちょっぴり怪しい、摩訶不思議時間が繰り広げられました。
・プロセスワークとは
心理学の一つ。ユング派から発展し、無意識に着目する。
プロセス指向心理学とも呼ばれる。
*一方響きの似ているシステム思考は、事象を全体像から見た一部と捉える問題解決法。
・ミンデル夫妻とは
夫アーノルドは、ユング派の心理学者。MITで物理学、ユング研究所で心理を学ぶ。
ユダヤ人としての社会的葛藤、夢が無意識の身体表現に及ぼす影響、老荘思想、シャーマニズムや物理学まで広範な研究からプロセス思考心理学を創始・発展させる。
個人・カップル・家族を対象としていた臨床から、徐々に大きなグループを対象とする紛争・葛藤解決のファシリテートに使用する様になった。
・印象的だったワーク
①ドリームボディ:身体に表れる無意識を感じる。
リラックスして、徐々に意識を混沌とさせる。立ってても座っててもok
「何か」をイメージしながら、体を無意識に自由に動かす。
繰り返しの動きや、自分に根ざす動きを探る。
その動きが「何か」に関連づく感情やイメージから、気づきを得る。
②ゴーストロールを表層化させる:利害関係者を場に出す。
何か解決したい問題・気がかりな事象を挙げる。
その場に居る人で役割分担をして、利害関係者を演じきる。
加味されていない役の人を登場させる。役割立場は自由に変えて良い。
往々にして、見落としている社会的背景・スポットの当っていない関係者は存在する。
場の中に対立する声があったとしても、恐れや痛みという気持ちで繋がることができ、相手と対話する姿勢が生まれる。