熱い漫画「大東京トイボックス」はプロジェクトファシリテーションの教科書 Ⅰ

おとといの深夜、一気に読み切りました。

ゲーム制作会社で至高の傑作を生もうと奮闘するマンガ。熱いし泣ける、笑える...

その上に恊働のあり方や、チーム作りの示唆だらけで、学びでした。

気が向くままに一巻ずつ取り上げ、レポートします。

 

http://www.schaft.net/n00bs/diary_img/giga_toybox_1.jpg

漫画自体も夫婦2人で制作されており、ここもチームワーク。

 

今回は【6巻】を題材に、

チームの変容(=プロジェクトファシリテーション)と

リーダーシップを学んだお話す。

 

▶︎チームの変容 の前、にPFとPMの違いは?個人的なまとめです。

 

プロジェクトファシリテーション(PF)

集まった個々が実力発揮できる環境、関係性作りを主眼に

現場を活性化し、個をモチベートし、自ずと動く生き物の様なチームを作る手法。

臨機応変に変化に対応して、強調し創発的に成果を生み出すイメージ。

▷プロジェクトマネジメント(PM)

計画達成やスケジュール管理に焦点を当てた、プロジェクト運営の手法。

目標に対し必要要素を洗い出し、タスクを管理し成果に届かせるイメージ。

 

「天川と半田花子、関係性の変化」

越境して絆を深めるシーンが、下記。ネタバレなので詳しくは、また。

これらのページで2人の関係の変化、いかがでしょーか♪

P104 

P115 

P156

 

▶︎リーダーとフォロワーシップ

仙水と品子の上司と部下を越えた関係、がこちら。

この関係がどう出来たかは、あまり描かれてない...気になります。

P22

P106

 

 

▶︎最後に1番泣いたシーン(8巻P179)

「せめて腹くらい割って話さんと、魂の合うてるもん作れるか!!」

プロジェクト今週のお題「私がアツくなる瞬間」合ってたよーなちゃうよーな

 

次回で詳しく、ページ毎のフェーズを分析します〜!

 

※ ココにも連載:場とつながりラボ home's vi の公式ブログ 著作権法32条に則り引用してます。

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/masao_toybox/20130429/20130429120817.jpg

 

- 大東京トイボックス扱われてた方々 -

Masao's Blog ~ BIZARRE ADVENTURE ~

「大東京トイボックス」漫画家“うめ”インタビュー(前編) - GAME Watch

大東京トイボックス (6):刊行情報 | 幻冬舎コミックス GENTOSHA COMICS

プロセスワーク創始者、ミンデル夫妻の二日間セミナー

今週のお題ゴールデンウィーク2015」... 対話ウィークでした。

 

クライマックスは、表題のセミナー。

ちょっぴり怪しい、摩訶不思議時間が繰り広げられました。

 

・プロセスワークとは 

心理学の一つ。ユング派から発展し、無意識に着目する。

プロセス指向心理学とも呼ばれる。

*一方響きの似ているシステム思考は、事象を全体像から見た一部と捉える問題解決法。

プロセス指向心理学 - Wikipedia

 

・ミンデル夫妻とは

夫アーノルドは、ユング派の心理学者。MITで物理学、ユング研究所で心理を学ぶ。

ユダヤ人としての社会的葛藤、夢が無意識の身体表現に及ぼす影響、老荘思想シャーマニズムや物理学まで広範な研究からプロセス思考心理学を創始・発展させる。

個人・カップル・家族を対象としていた臨床から、徐々に大きなグループを対象とする紛争・葛藤解決のファシリテートに使用する様になった。

 

 

 

・印象的だったワーク

 

①ドリームボディ:身体に表れる無意識を感じる。

 

リラックスして、徐々に意識を混沌とさせる。立ってても座っててもok

 

「何か」をイメージしながら、体を無意識に自由に動かす。

 

繰り返しの動きや、自分に根ざす動きを探る。

 

その動きが「何か」に関連づく感情やイメージから、気づきを得る。

 

 

 

②ゴーストロールを表層化させる:利害関係者を場に出す。

 

何か解決したい問題・気がかりな事象を挙げる。

 

その場に居る人で役割分担をして、利害関係者を演じきる。

 

加味されていない役の人を登場させる。役割立場は自由に変えて良い。

往々にして、見落としている社会的背景・スポットの当っていない関係者は存在する。

 

場の中に対立する声があったとしても、恐れや痛みという気持ちで繋がることができ、相手と対話する姿勢が生まれる。